工藤阿須加(2015年撮影) (c)朝日新聞社
工藤阿須加(2015年撮影) (c)朝日新聞社

■あのソフトバンク監督・工藤公康の息子

【写真】爽やかすぎ!蜷川実花撮影でAERA表紙を飾った工藤阿須加がこちら

 俳優の工藤阿須加(27)が10月3日、情報番組「ZIP!」(日本テレビ系)の水曜新メインパーソナリティーとして初出演した。番組冒頭、同局の桝太一アナ(37)やMCの川島海荷(24)から「爽やか!」「もう目がキラキラ! まぶしい!」と言われ、恥ずかしそうに笑った工藤。続けて、「『ZIP!』の一員として皆さんに素敵な朝をお届けできるよう、日々心を込めて伝えていきたいと思います」と意気込みを語った。

 工藤といえばソフトバンクホークスの監督・工藤公康(55)を父に持つ2世タレントだ。一方、俳優としては2014年に放送されたドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」(TBS系)で社会人野球部のエースピッチャーを好演し知名度が上昇。演技力が評価され、最近は「明日の約束」(フジテレビ系)、「海月姫」(フジテレビ系)、「未解決の女 警視庁文書捜査官」(テレビ朝日系)など、立て続けに連続ドラマに出演しており、今もっとも注目される若手俳優のひとりだ。何より清潔感のある雰囲気で、今回の「ZIP!」デビューに対しても「爽やかで好感が持てる」「朝にピッタリ」と好意的な声が多い。

 そんな工藤だが、人柄も素朴で実直のようだ。スポーツ紙の芸能担当記者は言う。

「例えば、休日の過ごし方ですが、早朝に起きて、午前中は台本や小説を読んで過ごし、同時に片付けなど家の雑用も午前中に済ませるんだとか。1人で外出する時は、散歩をしたり映画館に行ったり美術館に行ったりするそうです。また、WEBマガジンのインタビューでは、『最近ハマっていること』として、花を見ることが好きと言っていましたね。その季節だから咲く花を見て、四季折々の風景を楽しみ、それが癒やしや息抜きになっているそうです」

 もちろん、いつも引きこもっているわけではないようだが、読書や散歩、美術館など若手人気俳優の休日にしては地味にも聞こえる。考え方も真面目そのもの、だ。

 20歳の時にデビューした工藤は俳優としては遅いスタートだと自分では思っているようで、デビューしてからは他の俳優に追いついて競い合ったり自分の個性を発揮するために、「どうやったら、他の人が一年でやることを半年でできるかを考えてきた」とインタビューで語っている。また、「役者以外の仕事に就くとしたら?」という質問に「農家」と返答。「奇跡のリンゴ」(幻冬舎)という本を読んで感動し、農業大学にも進学したほどだ。

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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デビュー後すぐに大河ドラマに出演