「うどんが好きだ」水野美紀が思わぬ形でうどんに救われる?

連載「子育て奮闘記「余力ゼロで生きてます」」

イラスト:唐橋充
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イラスト:唐橋充

 42歳で電撃結婚、翌年には高齢出産。激動2年を経た女優・水野美紀さんが、“母性”ホルモンに振り回され、育児に奮闘する日々を開けっぴろげにつづった連載「余力ゼロで生きてます」。今回は、大好きなうどんにチビとともに救われた、酷暑のあるエピソードをお届けする。

【猛暑の中の買い物で、「うどん」に救われたチビと水野さん…】

*  *  *
 うどんが好きだ。

 子供の頃から、香川にあるばあちゃんの家に遊びに行くと必ず讃岐うどんを食べていた。

 海水浴をしに女木島まで行くフェリーの船上で、風に吹かれて食べるうどんは格別だった。

 ばあちゃんの家の近くのセルフのうどん屋で、天ぷらを選んで、自分で出汁をかけて、もりもりうどんを啜ったものだ。

 小学生の時には、ばあちゃんにうどん粉を送ってもらって、自宅で生地をこねてうどんを作って食べていた。

 美しく角が立ったコシの強い讃岐うどんをシンプルにざるで食べるのは最高に美味い。

 それ以外のうどんはうどんじゃない。

 そのくらい、私のうどん愛は讃岐から始まっている訳なのだが、大人になって、他にもたくさんの美味しいうどんがあることを知る。

 細い平打ちの稲庭うどん
 名古屋の煮込みうどん
 透き通った関西のうどん出汁
 モチっとした伊勢うどん

 土地土地に様々な特色を持ったうどんがある。

 いろんな土地でいろんなうどんを食べて、コシの強さだけがうどんじゃないことを知り、うどん愛は広がっていった。

 うどん。

 味噌汁の次にホッとする食べ物。

 お腹に優しい食べ物。

 ここまでうどんうどん書いているが、これは食い倒れエッセイではなく子育てエッセイだ。

 その点を忘れずに筆を進めているので安心していただきたい。

 なぜうどんうどん言い出したか。ちゃんと理由がある。今から書く!

 チビの離乳食にもうどんは大活躍。

 チビはうどんが大好きだ。

 離乳食は柔らかさが大事なので、スーパーのゆで麺によくお世話になった。

 あの、一人前ずつ袋に入って、冷蔵コーナーに並んでいるやつだ。

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手掴み食べの練習にも重宝するうどん…

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