――8月7日、夏巡業中で、ちょうど東京に戻られたタイミングですよね。文書にはどのようなことが書かれていたのでしょうか。

 告発状の内容は全て事実無根であるという内容でした。

――理事の方の名前は記名されていましたか。

 理事長名でした。事実無根であると結論付けられていました。

――もう少し詳しく教えてください。

(代理人弁護士)よって本件傷害事件への対応が日本相撲業界による事業の適正な運営の確保に重大な異議を生じさせるものであるとして、公益認定等委員会に対して協会の立ち入り検査を求めた貴乃花親方は事実無根の理由に基づいてなされたものであると考えるという結論でございます。

――郵送で届いたのでしょうか。

 巡業中だったので、巡業部長から手渡しされました。

――どういうリアクションでしたか。

 中を見て、確認しました。一門に属さなければ親方はできないということは周りから聞かされていました。本当なのかな、と。そこに事実無根であることを認定するということが後にくっついて出てきましたので。

――認めることと一門に所属することはできなかったら廃業という話はいつ頃聞かれたのでしょうか。

 今場所中の後半です。

――実際、しかるべき方の口から直接?

 はい。

――どなたですか。

 控えさせていただきます。

――8月7日に文書が渡され、口頭でお話されるまで1カ月くらいある。

 場所中に入りまして、相撲担当の各記者さんから質問を受けたり、取材されることが。親方間の交流で特定の親方からお電話いただいたりとか、そういう流れです。

――アドバイスなりがくると。

 心配してくださったりです。

――どのように返したのですか。

 正式な書類があるのでしょうか、と聞きました。

――今日の会見内容は協会のリアクションもあると思いますが、どのようなリアクションがあると思いますが。

 それは……。ただただ、私は今日引退届を出した身ですので、粛々と進めていきたいです……。

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家族には相談したのか?