森保ジャパン初陣に香川、乾らは呼ぶべきではない!【元川悦子】

元川悦子dot.
 森保一監督がサッカー日本代表とU-21日本代表の指揮官を兼務して最初の国際大会となった2018年アジア大会(インドネシア)は、今日27日に準々決勝・サウジアラビア戦という最大のヤマ場を迎える。

【写真】日本代表の森保監督

 これに勝利し、目標のベスト4入りを果たすと、30日に予定される、新生日本代表初陣2連戦(9月7日=チリ戦 11日=コスタリカ戦)のメンバー発表に代表監督が不在という異例の事態になる。早くも2つの代表を兼務する難しさを露呈する格好だが、遠いインドネシアで新指揮官がどんなメンバーを選ぶのかというのは大きな注目点。その顔ぶれが気になるところだ。

 代表引退を宣言した長谷部誠(フランクフルト)と酒井高徳(ハンブルガーSV)、カンボジア代表の事実上の監督に就任した本田圭佑(メルボルン)は不在だとしても、通常であれば、長友佑都(ガラタサライ)や香川真司(ドルトムント)、吉田麻也(サウサンプトン)ら主要メンバーが一堂に会するはず。その方がチケットも売れるし、注目度も高まる。代表戦の興行収入は1試合当たり推定2億円とも言われるが、それはフルメンバーが揃ってこそ稼げるものだ。スター選手がいなければテレビ視聴率も上がらないし、キリングループやアディダスジャパン、みずほ銀行といったメインスポンサーも投資に見合った宣伝効果を得られない。経済的な側面から見ると、ベストメンバー招集は”必要不可欠”と言えるだろう。

 しかしながら、果たして選手たちの方はどうなのか……。ここで改めて、香川がロシアワールドカップのベルギー戦(ロストフ)後に語った本音を思い出してみる必要がありそうだ。

「今後、海外組が増えていく中、日本代表の未来を見据えていく上で、A代表としてしっかりとしたプランや選手とのコミュニケーションがないと厳しいですね。4年間、常に日本に帰ってきて試合することのモチベーションの問題、精神的な難しさを感じていたのは事実。そこは本当に考えていかなきゃいけないことだと思います」
                   
 さらに、「実際、海外組は移動でコンディションを崩す可能性もあるし、クラブでメンバーを外されるリスクもある。最終予選とか重要度の高い代表戦は仕方ないけど、親善試合や2次予選はどういうビジョンを持ってやるのか。国内組や若い選手で戦っていくことも具体的に考えていく必要がありますね」と足掛け8年間、背番号10をつけ、大きなプレッシャーを背負いながら戦ってきた男は率直な思いを口にしたのである。


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マイナスになりかねない代表への招集

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