安室奈美恵がメイクを直すほど泣いた翁長知事が贈った「優しい言葉」とは?

金城珠代dot.#お悔やみ
「今思えばあの時も、体調が優れなかったにも関わらず、私を気遣ってくださり、優しい言葉をかけてくださいました」

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 歌手・安室奈美恵が9日、自身のホームページで発表したのは、前日に訃報が報じられた沖縄県の翁長雄志知事へのお悔やみだった。「あの時」とは、5月に県庁の一室で厳戒態勢の中で行われた県民栄誉賞の授賞式のことだ。

 4月に膵臓がんの手術を受けていた翁長知事は、授賞式のわずか8日前に治療を受けていた病院から退院。この日が復帰後初めての公務だった。

「知事は終止笑顔で、本当に喜んでいるんだなと感じましたね」

 授賞式を取材した地元紙の記者はそう話した。翁長知事は授賞式のあいさつで、全国に広がったアムラー現象を例に「沖縄出身の歌手やタレントの草分け的存在」と評し、「娘たちがテレビの中の安室さんと一緒に歌っていたのを覚えています」と顔をほころばせたという。安室が『NEVER END』を披露した2000年の九州・沖縄サミットについては「日本を代表するアーティストとして安室さんが各国首脳の前で堂々と歌う姿は、沖縄県民として大変誇らしく、今でも鮮明に記憶しています」と語った。

 引退後については「これまで、音楽活動に全力を傾けてきた分、一度ゆっくりと立ち止まり、今までやりたくても出来なかったことにチャレンジするなど充実した人生へ歩みをすすめていただきたい」という言葉を贈った。

「華々しい活躍は、ひとえにご本人のたゆまぬ努力があることは多くの県民が知るところです」

 県知事としてだけでなく、県民の一人として感謝し労をねぎらい励ます知事の「優しい言葉」に、安室はメイクを直さなければいけないほどポロポロと泣いたという。

 通常、県民栄誉賞の授賞式は県庁1階のロビーで行われ、県民や県職員らの花道を歩いて賑やかに受賞を祝う。だが、安室の場合は日程さえ公開されず、報道陣にも当日まで確定した情報を知らされなかった。取材も各社1人という制限が付き、県の職員でさえも限られた人しか事前に知らなかったという。この“厳戒態勢”についても翁長知事は、県民だけでなく県外・海外からも人が集まって混乱する恐れがあり、「安全を第一に考慮しての措置」、「一緒にお祝いする機会を設けられず大変申し訳ありませんでした」とコメントを発表していた。


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安室さんと2人で写る知事の姿に…

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