鴻上尚史が答える、結婚の意味 「夫婦の基本感情は、“不機嫌”です」 (1/4) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

鴻上尚史が答える、結婚の意味 「夫婦の基本感情は、“不機嫌”です」

連載「鴻上尚史のほがらか人生相談~息苦しい『世間』を楽に生きる処方箋」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 鴻上尚史の人生相談。連載初回は、夫と価値観が合わず、毎日一緒にいたくないという40歳女性の悩み。結婚の意味を問う相談者に鴻上尚史はどう答えた?

【相談1】「結婚の意味ってなんですか?」(相談者:40歳 女性 すす)

 結婚して6年、ふたりの息子にも恵まれて幸せではあります。夫とも日々ぶつかりながらお互いの妥協点を探り、良い関係を築こうと工夫と努力を重ねています。ですので特に離婚したいとはいまは考えていませんが、でもやはり、たまに人として価値観が違いすぎる部分に気付き、戸惑います。

 どちらが良いでも悪いでもないので、お互いを尊重することが最善ですし、家族という単位が何かと重宝されるのがいまの日本社会だとわかっているものの、夫+妻(+子供)でいる意味はほかにあるのでしょうか。

 正直、毎日一緒に暮らすなら、私は女性と暮らしたいです。うちの夫だけのことなのか、男性全体のことなのかわかりませんが、女性なら言葉もなく通じることが、夫相手だとことごとく通じません。

 夫に悪気はなく、いたしかたないことと思っていますが、こんなにも違う人間が、ともに生きる意味ってなんなのだろう、と日々考えてしまいます。いまの時点で考えられる理想的なシナリオは、今は保育園児の子供が社会人になって家を離れたら、夫とは週1、2日だけ会う生活です。離婚も別居もしたいわけではありませんが、積極的に毎日一緒にいたいとも思いません。それはお互い様だと思います。積極的に一緒にいたいのは、子供を除くと、私は姉や女友達であって、夫はたまになら楽しく過ごせるかな、というところです。

 一緒にいていちばん楽しい相手と結婚できていれば悩む必要のない話です。けれどそうでない私は結婚に意味なんてない、と割り切って考えるのが心にとって平穏なのかもしれないと考えるのです。こんな考えに鴻上さんがなんとお答えになるのか、もしかしたらそれが私の心をもっと平和にしてくれるかも、と思いました。



トップにもどる dot.オリジナル記事一覧

続きを読む

関連記事関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
あわせて読みたい あわせて読みたい