恋愛を公にするかどうかは結局、剛力ちゃん本人がどんな恋愛をする女の子なのかってことだと思うんですよね。恋愛中も表に出さない子もいれば、大好き大好きって全部友達に話す子もいるじゃないですか。それってタイプの問題だし、芸能の仕事をしていても表に出すんだから、そういう恋愛をする子なんだと思うんです。それなら相手が金持ちだから見せびらかしたわけじゃなくて、たぶん俺が独身だったとして、俺と付き合っていても出したんだと思うんですよ。だからそれは批判することじゃなくて、そういう恋愛の癖があるというだけのことです。

 それに宣言するっていうのは覚悟したってことでしょうし、周りがやんや言うこともないですよね。恋愛に流されちゃって……ってことだったら、それは大人として問題だろうけど。恋愛キャラの代表といえば、華原朋美さんでしょうね。人気絶頂のときに小室哲哉さんと付き合っていることを公表して、ラブラブなところをテレビで見せて、別れた後も一生そのキャラはついて回っている。

 そのへんの感覚は、実は中学・高校時代に学ぶことだと思うんですよね。僕の高校でも、「夫婦か!?」ってぐらいにいつも一緒で、誰もが認めるカップルがいたんですが、かなりの確率で別れるわけですよ。そうなったときに僕は正直、見てられなかったんですよね。同じ学び舎にいて、高校っていう狭い集団の中で新しい彼氏・彼女はつくりにくいし、みんなどう接していいのかわかんなくなっちゃって。だから僕は「そんなキャラ付けちゃだめだ」「付き合うならコソコソ付き合え」って考えるようになりました。

 ただ、表に出すタイプの子は、周囲から批判を受けがちですよね。特に剛力ちゃんの場合はプライベートジェットでワールドカップ観戦のためにロシアに日帰りとか、そういう庶民にはできないことをしているから、さらにね。

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芝居をする人は特にリスクも