鳥栖に加入したフェルナンド・トーレス (c)朝日新聞社
鳥栖に加入したフェルナンド・トーレス (c)朝日新聞社

 昨シーズンのルーカス・ポドルスキ(33歳/ヴィッセル神戸)、今冬のジョー(31歳/名古屋グランパス)と海外のビッグネームの移籍加入が続いているJリーグだが、この夏の目玉はアンドレス・イニエスタ(34歳/ヴィッセル神戸)とフェルナンド・トーレス(34歳/サガン鳥栖)。ともに説明不必要の超大物元スペイン代表だが、トーレスはその才能、キャリアだけでなく、186cmの長身と端正な顔立ち、ファッショナブルな髪型でスペインを中心にヨーロッパでも人気が高い選手だ。

 その「エル・ニーニョ(少年)」と呼ばれるスーパースターを迎え撃つべく「イケメン」Jリーガーも待ち構えている。8年ぶりにJリーグへ復帰した内田篤人(30歳/鹿島アントラーズ)はスピードと運動量が武器のサイドバック。高卒ルーキーとしてプレーを始めるや否や人気は爆発。その後ドイツへ渡ったが、日本のサポーターからも引き続き絶大なる支持を得ていた。サッカー界を超えて全アスリートをも凌駕する優しさあふれるルックスを持ちながら、トーレス同様、真面目で謙虚な人柄も愛されるプレーヤーである。しかしサポーターに言わせると「うっちー(内田)は『イケメンJリーガー殿堂』入り」ということらしい。

 内田に続くのは谷口彰悟(27歳)と大島僚太(25歳)の川崎フロンターレのコンビである。谷口は5年目のJリーガーで、今ではチームに欠かせないセンターバック。ハリルホジッチ監督時代には日本代表に呼ばれた経験も持つ。爽やかさの中にも男らしさを感じる顔立ちが人気の理由だ。大島は今年のロシア・ワールドカップで代表に選出されながら、出場機会が巡ってこなかったミッドフィルダー。甘いマスクの下に、ピッチに立てなかった悔しさと闘志を秘めながら、パスセンスとゲームメイクを磨いている。ともにもう一度、代表での活躍が期待されるプレーヤーである。

 1996年生まれは、ひそかに「イケメン黄金世代」と呼ばれているらしい。筆頭の宮原和也(22歳/名古屋グランパス)は各年代の代表に選ばれてきたディフェンダー。身長172cmとサイズはないが守備のセンスに優れ、中盤もプレーできるユーティリティーさも持つ。チームは低迷しているが、キリリとした顔立ちと質の高いプレーは注目度が高い。

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山形には“モデル系ゴールキーパー”