ディーン・フジオカ (c)朝日新聞社
ディーン・フジオカ (c)朝日新聞社

■映画は長瀬智也とのやりとりが見どころ

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 池井戸潤の大ベストセラーを原作にした映画『空飛ぶタイヤ』がヒットを記録している。公開初週の興行ランキングで1位となり、現在では観客動員数100万人、興行収入は13億円に到達している(7月12日時点)。累計185万部を突破した同原作の期待に伴ったヒットとなっており、内容に関しても評判も高いようだ。

「池井戸潤の原作作品といえば、今や出せば売れる状態ですが、それでも本作に関しては心配の声も上がっていた。というのも、池井戸作品といえば経済をテーマにしつつも、それだけにとどまらない社会問題基本に描かれる重厚な人間ドラマが多い。ドラマでも相当な力を入れて作り上げているのに、2時間ちょっとで、作品を終わらせなれければいけない映画サイズにするのは難しいのでは、という懸念があったんです。蓋を開けてみればテンポの良さなどが、映画通も楽しませるエンタメ作に仕上がっていました」(民放ドラマプロデューサー)

 もちろん主演の長瀬智也(39)ほか、脂の乗ったイケメンたちが多数出演しており、制作発表後の期待度も高かった。長瀬とともにディーン・フジオカ(37)や高橋一生(37)が主演クラスとして起用されたことも功を奏したようだ。

「すでに話題になっていますが、高橋一生さんは思ったより出てきません(笑)。それよりも、長瀬とディーンの序盤のやりとりが、ネットリとしていてすごくいいんです。ディーンの演技は、何をやっても『ディーン・フジオカ』になるので、彼のイケメン度だけを見たい人にとっては安定していると言えますよね。この作品は年配層からの支持が厚いといわれていますが、主題歌がサザンオールスターズですし、とにかく安心して見られるんだと思います」(同)

 ディーン・フジオカといえば、6月に終わった主演ドラマ「モンテ・クリスト伯」(フジテレビ)が、一桁視聴率のままで終了してしまい、俳優としての評価を落としてしまった感がある。だが、数字に反して、当のドラマがファンからの評判が異常に高く、放送後にちょっとしたニュースとなっていたのだ。

 例えば、芸能ニュースサイト「アサジョ」は「ディーン・フジオカ『モンテ・クリスト伯』視聴率爆死なのになぜ高評価?」(5月24日配信)という記事で、SNS上での好意的なコメントを紹介。また、情報サイト「dmenu TV」コラムでも「視聴率以上に高いディーン・フジオカ『モンテ・クリスト伯』の満足度」と題した記事で、4月クールのドラマの視聴率と独自に算出した満足度を指標に、「モンテ・クリスト伯」が視聴率のわりに満足度が高いと評していた。

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