2011年には「ストップ結核ボランティア大使」に就任したこともあるJOY (c)朝日新聞社
2011年には「ストップ結核ボランティア大使」に就任したこともあるJOY (c)朝日新聞社

■中学時代は県選抜にも選ばれたサッカー選手だった

【画像】JOYのサッカー中継に、あの芸人も脱帽

 列島を駆け巡ったワールドカップ2018ロシア大会での日本代表の活躍。その裏側でひそかに人気を得ていたのがタレントのJOY(33)だった。父がイギリス人のJOYは身長190センチで、中学時代に群馬県選抜に選ばれ、イギリスの名門チームのユースチームの練習にも参加したことがあるという。そうした経歴もあってフジテレビが中継をした日本対ポーランド戦のリポートを担当した。

「6月11日には、フジテレビのワールドカップサポーターとして、ジョン・カビラや小柳ルミ子らと記者会見に出席していましたが、そのころ、当の日本代表は負け続きでメンバーも定まらずという逆風の嵐。このとき、サポーターとしての露出となると、正直言って微妙な状況でした。それでも会見で面白おかしく日本の行く末についてコメントし、沸かせていたのは、JOYさんならでのキャラクターがあったからこそでしょう」(スポーツ紙の芸能担当記者)

 例えば、ニュースサイト「Asagei+」(7月3日配信)で「めちゃ笑った!JOYこそがロシアW杯“テレビ中継のMVP”だった」という記事を配信。東京・恵比寿のバーで行った現場リポート中継でのコメントを絶賛し、SNSでの好意的な声も紹介している。そのほか、「サンケイスポーツ」や「モデルプレス」、「J-castニュース」「日刊大衆」などのエンタメニュースで、JOYのベルギー戦に向けたコメントを報じていた。JOYは普段からプロサッカー選手たちの交流も深く、ここでは代表メンバーの槙野智章(31)との交流エピソードなども評判となっていた。

 実は、JOYはサッカー系の番組に度々ゲスト出演しているほか、「ナカイの窓」(日本テレビ系)の企画では、タレント自ら友人をキャスティングする企画で、同じくサッカーファンの小柳ルミ子(66)を招待し、野球大好きな中居正広に対して熱烈なサッカー愛を語っていた。

「ハーフタレントの部類に属するJOYさんですが、元は『Men's egg』(大洋図書)のモデルを務めていたので、それなりに格好いいんですよ。ただ、パリピ系の雑誌出身なのでイケイケなのかと思いきや、根っからの人の良さがあってパリピになりきれない(笑)。その空回りしている感じが、おもしろいコメントにつながっているのでしょうね。ハーフタレントの王道パターンを持っていると思います」(ファッション誌の編集者)

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肺結核による休養、芸能界で居場所を失う