沢村一樹(左)と上戸彩 (c)朝日新聞社
沢村一樹(左)と上戸彩 (c)朝日新聞社

■過去にはフェミニズム的な発言も

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 俳優の沢村一樹(50)が先月末、都内で行われた月9ドラマ「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」(フジテレビ系、7月9日スタート)の制作発表会見に出席した。同ドラマは2010年、2011年に上戸彩主演で放送された「絶対零度」シリーズの最新作で、今回は沢村を主演に、未来に起こる犯罪を予測し防ぐ捜査チームの姿を描く。

 沢村は今作が月9初主演となるが、同枠は恋愛ドラマのイメージが強かったようで、オファーに対し「エロ男爵とか呼ばれているが、恋愛ものをやったことがないので……」と驚いたという。もちろん、会見の中では真面目にドラマの見どころも語ったが、最後は「月曜9時にこういう刑事ドラマは視聴者の皆さんも初体験だと思うので、エロ男爵的に言うと、7月9日、初体験の夜をみんなで過ごしませんか?」とアピールした。

 そんな沢村だが、過去にはドラマの制作発表会見で共演者の女優から、「現場は和んでますが、セクハラトークはある」と暴露されたことも。一方、視聴者は「嫌な下ネタじゃない」と沢村の発言に嫌悪感を抱いていない人も多い。スポーツ紙の芸能担当記者は「沢村の下ネタが許されるのは、その人徳にあるかと思います」と話す。

「多くの下ネタ発言で知られる沢村ですが、一方ではフェミニズム的な発言もありました。2015年に行われたドラマの試写会で『自分の辞書にない言葉』を聞かれると、『おばさん』という言葉は使わないと告白。生まれた時から亡くなるまで女性はずっと女性だからという理由だそうで、会場の女性から拍手がわき起こったとか。さらに昨年、ドラマのクリスマスイベントでのこと。共演者の高嶋政伸と登場したのですが、途中でプレゼント用のクッキーが切れてしまい、沢村と高嶋が退場する流れになったんです。2人は握手会としてイベントを続け、ファンにハグまでする神対応を見せたのです」

 さらに、子育てについても、女性に対する沢村の誠実さもうかがえる。

 3人の息子の父親だが、息子たちが母親に「クソババア」という言葉を使った時点で勘当という家族ルールが存在している。沢村は本気で思っており、子供が幼い頃から言い聞かせているという。その一方で、子供たちの発想や行動に関しては「信用して自由にさせてあげたい。芽を摘むようなことはしたくない」と寛大なところもある。

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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