長嶋一茂 (c)朝日新聞社
長嶋一茂 (c)朝日新聞社

■父の話も解禁し確執などを語ることも

 近年、ズバリと物を言う毒舌系タレントが活躍を見せている。マツコ・デラックス(45)や有吉弘行(44)などは、不遇の時代を経て人気タレントに昇格し、冠番組を持つまでになった。最近で言えば坂上忍(51)の活躍が好例だろう。賛否両論はあるが、徐々にお茶の間に定着しつつある。

 そんな”ネクスト忍”として人気なのが梅沢富美男(67)だ。大衆演劇の座長・役者でありながら歌手としても活動してきた梅沢が、近年ではバラエティーでも柔軟に対応して人気を呼んでいる。「若い女性に声をかけたら、娘の同級生だった」などびっくりエピソードも飛び出すなど、男らしいズバッと物言うコメントも。ついにはフジテレビで初の冠番組「梅沢富美男のズバッと聞きます!」もスタートしたが、視聴率も10%目前で、徐々に結果を出してきている(ビデオリサーチ調べ/関東地区、以下同)

「それなりの大物で、所属事務所も自身の会社なので自主規制や忖度もなく、発言がおもしろいですよね。『バイキング』(フジテレビ系)でも『昭和のおじさん』枠のコメンテーターとして賛否両論を呼んで話題になることも多い。その上、『プレバト!!』(毎日放送)で名人9段となるなど、俳句などの才能を発揮しタレントとしての実力が抜群です。先日の放送では、俳句の先生にけんかを売ってたしなめられ、ニュースになっていましたが……」(放送作家)

 そして今、「どうやら数字を持っているようだ」と業界関係者の間で話題となっているのが長嶋一茂(52)だ。数字も好調で、例えば平均5%前後と言われている『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に2月に出演した際には7.0%を記録し話題となった。

「最近では、同じく二世タレント石原良純さん(56)とタッグを組んで特番となったりする例も見受けられます。ふたりとも単なる2世ではなく、“昭和の大物”の2世という要素が加わりますからね。しかも一茂さんは父長嶋茂雄さん(82)と不仲で、父とのエピソードを話したがらなかった。最近ではその部分を解禁しており、より視聴率が上がっているようです」(同)

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■落書き騒動で世間の目は一変した