それというのも、西野朗監督に対し、「選んでもらえたので、しっかりと恩返しがしたい」という気持ちが強いからだった。本田の同点弾も、大迫のクロスが左サイドに流れるところ、しっかりフォローして2点目を演出したが、乾が求めていたのは勝利という結果だった。

 しかし、そのチャンスはまだ残っている。次のポーランド戦に勝てば日本の3度目となるベスト16進出が決まる。すでにポーランドは戦意を喪失しているかもしれないので、1位通過のチャンスも巡ってきた。(サッカージャーナリスト・六川亨)