子ども向け商品などを研究する大正大学の白土健教授は

「ここ10年でファッション誌が低年齢化してきていますが、背景にはアイドルが多人数化し、ご当地アイドルや地下アイドルなど、より身近な存在になった影響もある。子どもにとってメイクは目に見える変化を楽しむという遊びの要素が強いのですが、女の子だけにこのような市場が拡大してくのは、七五三や成人式など着飾る機会が多く、企業にとっては化粧品やファッションなど将来的な消費が期待できるからです」

と分析する。外見のキラキラ感や“女子力”といった外からの評価基準が普通の小学生にも迫ってきているのかもしれない。(AERA dot.編集部・金城珠代)