報道が出ること自体、不徳の致すところではあると考えております。それで本日の状況などを見ると、私に関する色んな議論が役所の職務を遂行する上で問題になっており、そういう状態では今の職責を全うすることはできないと自分で判断しました。

――被害を受けた女性記者に名乗り出てほしいということへの批判については。
そこは、担当者がこういう問題の処理の専門家に聞いて、まあ被害者の方にも聞くんだというのが通常であるという話を聞いてああいう整理をしたんじゃないかと思います。

――担当されている弁護士は財務省の顧問弁護士なのは公正ではないと受け取られても仕方ないのでは。

私自身は取り調べを受けるほうなので、あの調べ方の対象になるんで、こういう調べ方でいきましょうということについて自分自身の意見を申し上げたわけではないんですけど、財務省の担当者なりにこういうときは両方を調べ上げのが普通の例であると提案したんだと理解した。

――辞任はいつ?

閣議の了解がいるので来週だと思います。

――持ち回りではなく通常で?

そうだと思います。総理や大臣がおられるときじゃないかと。

――辞任の理由として森友問題の疑惑は関係ない?

まあその、なんていうか、あらゆることに責任がありますんで。個別の問題については関係ないというのは真面目な態度ではないと思いますんでなんとも言えないです。直接の原因は私の報道をきっかけとする現在の状況が今の仕事を全うすることができない状況を作ってしまったということが辞任の理由です。そう大臣に申し上げました。

――省内の聴取はいつ受けられた?

週末と月曜日です。

(AERA dot.編集部 取材班)