在バンコク日本人サラリーマンが“福岡修行”と呼ぶフライト <下川裕治のどこへと訊かれて> (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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在バンコク日本人サラリーマンが“福岡修行”と呼ぶフライト <下川裕治のどこへと訊かれて>

連載「どこへと訊かれて」

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下川裕治(しもかわ・ゆうじ)/1954年生まれ。アジアや沖縄を中心に著書多数。ネット配信の連載は「クリックディープ旅」(毎週)、「たそがれ色のオデッセイ」(毎週)、「東南アジア全鉄道走破の旅」(毎月)、「タビノート」(毎月)

下川裕治(しもかわ・ゆうじ)/1954年生まれ。アジアや沖縄を中心に著書多数。ネット配信の連載は「クリックディープ旅」(毎週)、「たそがれ色のオデッセイ」(毎週)、「東南アジア全鉄道走破の旅」(毎月)、「タビノート」(毎月)

福岡空港はいま改修工事中。福岡修行組は博多ラーメンかうどんを食べるぐらいの時間しかないから問題はない

福岡空港はいま改修工事中。福岡修行組は博多ラーメンかうどんを食べるぐらいの時間しかないから問題はない

「福岡から先の乗り継ぎはございますか」
「はあ……」
「羽田ですか……」

 スタッフは淡々と手続きを進める。心のなかでは、「こうやって時間を無駄にしてマイルを貯めているのね」と思っているのかもしれないが、スタッフはそんな表情をおくびにも見せない。首筋を冷たい風が吹いていく。笑いながら、「マイルを貯めているんですね」といわれれば、心が軽くなるような気がしたが。

 サラリーマンたちはこんなことをやっているのか……。

 福岡ではターミナル内でうどんを食べて東京に戻った。

 少し疲れた。

 後日、マイルが加算された。通常のバンコク―成田往復より、2300マイルほど多い。たしかにこれは大きい。こうして深みにはまっていく。たしかに修行である。


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下川裕治

下川裕治(しもかわ・ゆうじ)/1954年生まれ。アジアや沖縄を中心に著書多数。ネット配信の連載は「クリックディープ旅」(隔週)、「たそがれ色のオデッセイ」(毎週)、「東南アジア全鉄道走破の旅」(隔週)、「タビノート」(毎月)など

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