男性の場合は実在する方は難しくて(笑)。女の子のほうがキュンとする。男の子の場合は二次元ですね(笑)。「このキャラのためにこんな曲を書きたいな」と考えることはありますね。

――漫画はどのくらい読まれますか?

 けっこう読みます。数えるのがちょっと怖いんですけど、この前風邪をひいて2日くらい寝込んだとき、気付いたら50~60冊くらい買っていました。私一体何万円使ったんだろう?って恐ろしくなりました(笑)。実家にも何千冊とあります。

 漫画を好きになったきっかけは母が持っていた、いがらしゆみこさんの『キャンディ・キャンディ』です。小学校に入る前に読んで、ストーリーはよく分からないけど「とりあえずキャンディが可愛い」「洋服のフリルが可愛い」というところから入って。年代が上がると「どのイケメンがいいか」とかにもなって(笑)。今でもずっと好きです。

――そこからアイドル好きにもつながるんですか?

 アイドルは具体的に誰がとかではなくて、とにかく可愛い子が好き。最初はハロー!プロジェクトとか「みんな可愛いなぁ……」と少女漫画の延長線みたいな目で見ていました。全体的に女の子って可愛いなぁって思っています。漫画顔みたいな女の子がすごく好きなんです。韓国の少女時代が出てきた時に「漫画の子たちだ」と思って。アイドルの一瞬のきらめきのような可愛さが好きです。

――岡部さん自身も「美人すぎるバイオリニスト」として一躍話題になりました。

 ハードルがすごく上がるので、できればその表現は引退したい(笑)。当時メディアで「美人すぎる」とかが流行っていたときだったので、その形容詞がついたのは私が表に出た時期が大きかったんじゃないかなあと思っています。

――同じバイオリニストとして活躍中のAyasaさんとも親交は深い?

 後輩なんです。ラジオに来てくれたり、ライブを見に行かせてもらったり。Ayasaちゃんって宝塚っぽいところがあるというか、萌えるものがある(笑)。背も高いし、こういう男役がいたらいいなあというような美人さんなのに、バイオリンもすごくかっこよくて。

 勝手な妄想ですけど、2人で男役・女役ができないかなぁとか思ったりもします。一緒にできたら面白いなと。Ayasaちゃんは才能もすごいし、キャラとしても面白いので。何か盛り上げていけたらいいですね。

――音楽家として、女性として憧れている方はいますか?

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誰も喜んでくれなかった過去