国内では名古屋、大阪、香川、大分、沖縄あたりが有力候補地として浮上しているようである。

 名古屋は「SKE48」の活動拠点、大阪は「NMB48」の活動拠点、香川は昨年に誕生した瀬戸内地方の7つの県を活動拠点とする「STU48」にとってゆかりの深い地だ。

 そうした中、本命と目されるのはやはり名古屋だろう。

 名古屋には、公募の条件の一つである「屋根があること」という条件を満たし、多くの観客を収容できる名古屋ドームもあり、かねてから河村たかし名古屋市長も自身のツイッターなどを通じて開票イベントの誘致に積極的な姿勢を見せていた。

 思えば“プロレスの聖地”の後楽園ホールに続き、今年2月に開催されたAKB48グループのメンバーによるプロレスイベント「豆腐プロレス」の第2弾興行も、愛知県体育館が舞台となったが…。

 “世界選抜総選挙”の決戦の地は果たしてどこになるのだろうか。(芸能評論家・三杉武)

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三杉武

三杉武

早稲田大学を卒業後、スポーツ紙の記者を経てフリーに転身し、記者時代に培った独自のネットワークを活かして芸能評論家として活動している。週刊誌やスポーツ紙、ニュースサイト等で芸能ニュースや芸能事象の解説を行っているほか、スクープも手掛ける。「AKB48選抜総選挙」では“論客(=公式評論家)”の一人とて約7年間にわたり総選挙の予想および解説を担当。日本の芸能文化全般を研究する「JAPAN芸能カルチャー研究所」の代表も務める。

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