“魔の7歳” 歩行中事故死傷者が最多 危ない通学路とは? (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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“魔の7歳” 歩行中事故死傷者が最多 危ない通学路とは?

歩行中の交通事故の死傷者数/警察庁の統計から作成

歩行中の交通事故の死傷者数/警察庁の統計から作成

男女別 7歳児の歩行中の交通事故死傷者数(2015年)

男女別 7歳児の歩行中の交通事故死傷者数(2015年)

歩行中の死傷事故が発生した道路形状/登下校中・小学1年生(2015年)

歩行中の死傷事故が発生した道路形状/登下校中・小学1年生(2015年)

歩行中の死傷事故が発生した道路形状/登下校中以外・小学1年生(2015年)

歩行中の死傷事故が発生した道路形状/登下校中以外・小学1年生(2015年)

■男児が2.5倍 意外と多い「単路」での事故

 男女別にみると、女児が107人、男児が222人で、男児のほうが2倍以上多いのも特徴だ。特に路上でのキャッチボールをしていたり、友人宅を訪れる移動中など「遊戯・訪問」の事故は、女児の2.5倍だった。

 そして、発生場所にも特徴がある。交差点での事故は48%(小学1年生・登下校中)と最も多いのだが、交差点と交差点を結ぶ一本道(単路)も39%を占めている。登下校中以外のケースでは単路が47%と、交差点の39%を上回る結果になった。だが、親や地域の人たちによる見守り活動は交差点に集中している実態があり、事故防止のために方針の見直しも必要ではないかと前出の山口さんは話す。

「単路で起きる事故のほとんどは横断歩道以外の場所を横断中に起きています。もちろん信号のある交差点や横断歩道を渡るという基本的なルールを子どもたちに教えるのは大事ですが、子どもたちだけでいるときに友だちの1人が交差点の無い場所で道を渡ってしまったら、自分も渡りたいと思うのが当然でしょう。ほかにも、少し慣れてきたら近道や寄り道をしたり、ルールから外れる可能性は十分にあり、必ずしも条件の良い場所だけでなく、危ない所を渡ってしまうことも想定し、飛び出さない、左右を見て渡るなど単路での安全な渡り方を指導することが必要です」

 全体の死傷者数や7歳の死傷人数は年々、減少傾向にある。子どもたちへの指導や見守り活動などにより、近年は子どもの違反が伴わない事故の割合も増えている。今後は、さらに現実に即した指導や、車を運転する側の交通ルールの徹底が小さな命を守ることにつながるだろう。

「ドライバーも四六時中、子どもに気を付けてほしいのです。最低限、朝7時台と午後2時~4時までの1日4時間だけは特に注意してほしい」(山口さん)


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