「2年目のジンクス」にまつわる“ある法則”…今年不安な選手は? (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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「2年目のジンクス」にまつわる“ある法則”…今年不安な選手は?

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西尾典文dot.
新人王に選ばれた中日・京田(左)と西武・源田 (c)朝日新聞社

新人王に選ばれた中日・京田(左)と西武・源田 (c)朝日新聞社

 以上のことから今年不安を感じる投手と言えるのが薮田和樹(広島)と東浜巨(ソフトバンク)だ。薮田は昨シーズンの途中に中継ぎから先発に転向し、チームの勝ち頭となる15勝をマークして最高勝率のタイトルも獲得した。一方、東浜は即戦力と期待されながら低迷するシーズンが続いたが、5年目の昨年16勝をマークして最多勝を獲得するなど大ブレイクを果たした。

 そして、薮田は昨年11月のアジアプロ野球チャンピオンシップ、東浜は今月行われた強化試合でいずれも侍ジャパンに選出されている。薮田はヒジの故障歴があり、東浜は高校、大学でかなり多くのイニングを投げていることも不安材料である。シーズン序盤で調子が上がらないようであれば、故障を防ぐためにも早めに調整に入った方が賢明だろう。

 野手では、一昨年の新人王である高山俊(阪神)が苦しんだ。大学時代は東京六大学の通算安打記録を48年ぶりに更新し、プロでも1年目から136安打を放つなど見事に期待に応えたが、2年目の昨年は6月以降不振に陥り、8月には登録抹消。前年を下回る82安打、打率.250という成績に終わった。

 昨年シーズン途中まで打率4割を超える活躍を見せた近藤健介(日本ハム)も2年目のジンクスを経験したひとりだ。2015年には主に指名打者としてレギュラーに定着し、リーグ3位の打率.326とブレイクしたが、翌年は故障もあって出場試合数が減少。前年の半分以下の68安打、打率.265でシーズンを終えている。

 この2人に共通しているのは守備面での不安要素だ。高山は新人王を獲得した2016年も外野手では、リーグ最多の6失策を記録しており、昨年もまずいプレーが少なくなかった。

 近藤も捕手登録であるが送球難を抱えており、本職ではない外野で起用されることも多い。持ち味である打撃が守備によって足を引っ張られた部分も多かったと言えるだろう。

 それを考えると、昨年の新人王である京田と源田は高い守備力が持ち味の選手であるため、高山や近藤のように極端に成績を落とす可能性は低いのではないだろうか。チーム内に強力なライバルがいないことも2人にとっては追い風である。



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