「先日、久しぶりに地上波に出演し、注目を集めていましたね。オードリーが司会を務めるアメフト番組『オードリーのNFL倶楽部』(日本テレビ系)に、ミネソタ州で行われたスーパーボウルの生中継ゲストとして出演していました。盟友であるオードリーとのやり取りが、2月10日放送の『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)でも話題となった。現地で綾部と合流したオードリーの2人ですが、相変わらずのブレなさ、勘違いぶりだったと若林正恭さん(39)にいじられていましたね。そもそもニューヨークにいるはずの綾部はミネソタが初めてなのに、何かにつけてアメリカの不便さについて『ごめんね~』と謝ってきて、『まるでアメリカ代表かのようだった』と嫌味を言われている。番組内で近況が語られていましたが、ニューヨークで外国人の業界関係者をホームパーティに招いたり、日本人向けにイベントをやったり、それなりに忙しくしているようですね」(前出の放送作家)


 
 渡米後も芸人仲間や業界関係者からいじられ、話題にされている綾部。実際にスタッフ受けは抜群だったという。

「綾部さんは実は裏方キラーなんですよ。どんな立場の人にもちゃんとコミュニケーションをとる気さくな方なので、後輩芸人や裏方さんからも好かれていました。MCとしても、いかに番組内で使われる話をするか、と『撮れ高』オンリーで考える芸人がほとんどですが、ちゃんと名前が売れていない人にもスポットを当てて、その人が持っている情報を引き出すよう気を使える方でした」(芸能事務所のマネージャー)

 裏表のない性格で人気となった綾部だが、彼が目指すのは、日本の業界の常識が通用しない米国だ。「まずは英語力をアップさせて、現地でオーディションなどに取り組んでいくはずです」(前出・放送作家)とのことだが、どんな結果を出すのか。渡辺直美やなかやまきんに君(39)、ぜんじろう(50)など、これまでコメディアンとして現地に留学し、なかには成功を掴んだ芸人はいる。しかし、綾部が目指すのはそれ以上の“スーパースター”。夢へと突き進む過程も含めて、芸人らしい姿を見せてほしいものだ。(ライター・黒崎さとし)