村本大輔さん(ウーマンラッシュアワー)のAbemaTV番組での発言(抜粋)
連載「書かずに死ねるか――「難治がん」と闘う記者」
例えばよ。どこまでが放送禁止用語なのかな、この番組は。ないちゃっないか。うーん。放送禁止用語ってなんなんやろな。まじでたまに悲しくなることがあってさー。世の中、例えば前、「余命の10ケ月の花嫁」みたいな映画があってさぁ、ずっと疑問やったのは、みんな見るわけよ、それで泣くわけよ。例えば「余命10ケ月のバツ3の花嫁」やったら、みんな見るんかな?
《笑い声。本人も笑う》
それってみんな勝手に20代の初婚の女、想像してない? もしくはさぁ、余命10ケ月の花嫁のさぁ、結婚式場がさぁ、トイレ掃除のおっさんがさぁ、余命9ケ月やったら映画にすんのかな?
《ハハハ。笑い声》
せえへんやろ、絶対。余命10ケ月の花嫁をさ、勝手に美しいもんやと思ってて、それさぁ、その花嫁がめっちゃブスやったら映画にすんのかな? せえへんやろう? やろ?
それやったら、さぁ、余命10年の結婚式場の受付のほうを映画にするんじゃない? 余命10ケ月のめちゃめちゃブスな花嫁か、余命10年の結婚式場の美人な受付かやったら、それタイトル変えて受付じゃない? その女の子見て、「余命10年のめちゃめちゃ美人な受付」ってやんじゃない? なんやろな、心のどっかにある差別意識ってなぁ、それは物語としてはいいかもしれんよ。例えばまぁ、女っていうだけでちょっとさ、ゆうたら余命10ケ月の女がいいなって思うてん、映画にすんねやったら。

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