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巨大戦力に死角は…ソフトバンクにつけ込む隙はあるのか?

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喜瀬雅則dot.
室内練習場で体を動かすソフトバンクの選手 (c)朝日新聞社

室内練習場で体を動かすソフトバンクの選手 (c)朝日新聞社

 昨季、プロ野球新記録の54セーブをマーク、リーグMVPにも輝き、名球会入りの条件である通算250セーブに「あと21」に迫る守護神サファテはマイペース調整を容認されており、米国で独自調整中。左肩の違和感を訴えた和田毅も、宮崎キャンプではペースを落として調整している。その一方で、千賀滉大には「開幕投手」への抜擢を工藤監督がすでに通達。エースとしての自覚を促している。ドラフトで本指名を受けた5選手で2軍のB組に昇格し、実戦で投げているのは同2位指名のアンダースロー・高橋礼(専修大)だけ。1位の吉住晴斗(鶴岡東高)や5位の左腕・田浦文丸(秀岳館高)を今キャンプでは体作りに専念させているのは、現有戦力の充実ぶりの裏返しでもあり、先を見据えた育成の観点からだ。

 ベテランには、その格に応じた特権を与え、レギュラー陣のプライドもくすぐりながら、若手の競争心をあおり、チームの活性化を図る。1、2、3軍の『3層制』が見事に機能しているソフトバンクは今年“も”死角が見当たらない。(文・喜瀬雅則)

●プロフィール
喜瀬雅則
1967年、神戸生まれの神戸育ち。関西学院大卒。サンケイスポーツ~産経新聞で野球担当22年。その間、阪神、近鉄、オリックス、中日、ソフトバンク、アマ野球の担当を歴任。産経夕刊の連載「独立リーグの現状」で2011年度ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞。2016年1月、独立L高知のユニークな球団戦略を描いた初著書「牛を飼う球団」(小学館)出版。産経新聞社退社後の2017年8月からフリーのスポーツライターとして野球取材をメーンに活動中。


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