――先日、元国会議員の方と「AbemaTV」でお話されていて、政治家こそ、信用が必要だと感じました。今の政治を取り巻く環境で思うことはありますか。

 そうですね。政治って、最終的に、国が良くなることがゴールですよね、逆算すると、才能が集まった人が政治家になったほうがいい。それなのに、その前の段階で、週刊誌やワイドショーがばんばん不倫報道してしまっているから、そりゃ政治家に才能は集まりませんよ。政治家になったら割に合わないなって思います。不倫が許せない空気だと、政治家になったら女遊びできないじゃん。そうして、国はへたっていく。国民全員で国をだめにしている。そんなことをされるなら起業家になったほうがいいですよ。政治家の不倫なんて、まじでどうでもいい。

――西野さんは政治家になる気はありますか?

 僕は不倫して仕事がなくなるなんて絶対いやですよ。、政治家の扱い方を全員が間違っている。つまり、全員が逆算できていないということです。政治家になるインセンティブが少なすぎる。

 賄賂とか悪を暴くのはわかるけど、色恋沙汰を暴いちゃうと、政治家にしろ、アーティストにしろ、「表に出るとリスクが高いな、じゃあやめとこ」となることは、日本にとって損失でしかない。そもそも週刊誌が他人の色恋沙汰に口を出す道徳観が国を潰す1番のガンだと思っています。(田中将介)