パトリック・ハーラン(パックンマックン)/1970年、アメリカ生まれ。ハーバード大学卒業。93年に来日し、97年お笑いコンビ「パックンマックン」を結成。テレビ番組などで活躍中。東京工業大学非常勤講師(撮影/家老芳美)
パトリック・ハーラン(パックンマックン)/1970年、アメリカ生まれ。ハーバード大学卒業。93年に来日し、97年お笑いコンビ「パックンマックン」を結成。テレビ番組などで活躍中。東京工業大学非常勤講師(撮影/家老芳美)

 小中学生向けの月刊ニュースマガジン『ジュニアエラ』で連載中の「パックンの今すぐ通じる英会話」。今回は「I ski」です。

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 2月9日から韓国の平昌で冬季オリンピックが始まるね! スキーやスケート、スノーボードなどさまざまな競技があって楽しみだけど、みんなは何かスポーツをやってるかな? 英語では、“Do you do any sports?”(あなたは何かスポーツをしていますか?)と聞く。日本人は、“What sport do you do?”(あなたは何のスポーツをやりますか?)と聞きがちだけど、それだとスポーツをしていると決めつけることになる。なるべくなら、“Do you ~”を使って聞いたほうがいいよ。

 答えるときは、“Yes, I play baseball”(はい、私は野球をやります)のように、スポーツの名前を挙げよう。質問ではdo(やる、する)という動詞を使っているけれど、野球(baseball)やサッカー(soccer)、バレーボール(volleyball)などのスポーツでは、playを使うのが英語の決まりだ。

 ただし、すべてのスポーツでplayを使うわけじゃない。たとえば、スキー(ski)。「私はスキーをします」のつもりで、よく“I play ski”という人がいるんだけど、skiはもともと動詞なので、正しい言い方はシンプルに“I ski”だ。play skiだと、play the violin(ヴァイオリンを弾きます)のように、スキー板を楽器みたいに弾いてるところを想像されちゃうかも。skate(スケート)も同じで、“I skate”だけでOK。また、“I do karate”(私は空手をやります)や“I do the triathlon”(私はトライアスロンをやります)など、スポーツによってはdoが適していることもある。動詞が間違っていると、「Tシャツをはきます」のように、少し変な感じに聞こえちゃうよ(たぶん通じるけど)。

【ワンポイントアドバイス】
球技はたいていplayを使う。だから、アイスホッケー(ice hockey)もplay。パックというボールに似たものを打ち合うからね。

※月刊ジュニアエラ 2018年2月号より

ジュニアエラ 2018年 02 月号 [雑誌]

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AERA dot.編集部
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