そうした中、「ジャニーズ事務所」だけは日頃から付き合いのある懇意のメディアにまで頑なにネット上での写真使用を禁じてきただけに、今回の解禁は業界内でも大きな話題となっている。

 とはいえ、同事務所によるネット写真解禁はけっして突発的なニュースではなく、昨夏頃から噂されていた。

 かつてはネットと距離を置いていた同事務所も、一昨年の夏からファンクラブ会員のウェブ登録システムやコンサートでの電子チケットを導入したり、昨秋には「ジャニーズWEST」がNetflixのネットドラマに出演したり、「V6」の岡田准一がLINE LIVEを実施するなど、ここ数年は距離感を縮めていた。

 個人的には、昨春に「KAT-TUN」の亀梨和也が一部ネット媒体のインタビューに登場した時点で、ネット写真解禁も近いのではないかと思っていた。

 他方、今回の解禁と元「SMAP」の3人が昨秋にAbemaTVのネット番組「72時間ホンネテレビ」に出演し、大きな話題を集めたことを結びつける向きもあるが、そのことがそこまで直接的な要因になっているかというと疑問だ。

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解禁前に多くのマスコミを悩ませていたのは…