<スキー・ジャンプ>


葛西紀明(45):五輪8度目。日本ジャンプ界の顔であり「レジェンド」。
高梨沙羅(21):実力は世界一。あとはメンタルの強さが求められる。
伊藤有希(23):先シーズンから急成長。今や高梨選手と日本の二枚看板に。

<スノーボード>
平野歩夢(19):ソチ大会の中学生銀メダリスト。大けがから復活し上昇中。ノルディック複合
渡部暁斗(29):ソチ大会の個人銀メダリスト。弟の善斗(26)も複合選手。

●平昌五輪
 2018年2月9日から25日まで、韓国・平昌で開催される冬季五輪。17日間で7競技102種目が行われる。韓国で冬季五輪が開催されるのは初めて。ロシアのドーピング問題や、隣国北朝鮮のミサイルや核実験の脅威による安全問題など、開催前からさまざまな問題を抱えている。

●平昌五輪、ロシアは参加できないの?

 国際オリンピック委員会(IOC)は、17年12月5日にスイス・ローザンヌで理事会を開き、国家ぐるみのドーピング問題を抱えるロシア・オリンピック委員会を資格停止とし、平昌冬季五輪への選手団派遣を禁じることを決めた。「ドーピング」とは、スポーツ選手が記録や成績を上げるために、筋肉を増やしたり、持久力を高めたりする薬物を使うことで、不正行為として禁止されている。体に副作用などの悪影響があるとして医学的にも問題視されている行為だ。ただし、潔白が証明された選手はチーム競技も含めて「ロシアからの五輪選手」として参加する道を開いた。これで200人以上が参加できる可能性が出てきたが、出場が認められても国旗や国歌を使えず、ロシアはIOCに再考を訴えている。

※月刊ジュニアエラ 2018年2月号より