「ガキ使」黒塗りメイク炎上でカンニング竹山が学んだこと

連載「言わせてもらいますけどね!」

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お笑い番組が炎上するケースが後を絶たない (※写真はイメージ)
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お笑い番組が炎上するケースが後を絶た...

 お笑い番組の演出やキャラクターに批判が殺到し、炎上するケースが増えている。「とんねるずのみなさんのおかげでした」30周年スペシャルの保毛尾田保毛男に続き、大みそかに放送された「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」の特番「絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時!」で顔を黒く塗って俳優エディー・マーフィーに扮したことが人種差別にあたると海外メディアからも批判を受けた。お笑い芸人のカンニング竹山さんは、この問題をどう考えるのか。

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 あのシーンを見てすぐに「これは問題だ!」と思った日本の人って、どのぐらいいたんでしょうか。お笑いとしては、みんなが好きなエディー・マーフィーのキャラクターを真似ただけで、あれがハリソン・フォードやクリント・イーストウッドのような白人刑事役を真似たって同じだと思っていたはずなんですよね。ただ、面白いからやったと。

 ぼくも違和感は無かったし、こんな事態は予想できなかった。「あ、エディー・マーフィーだ」、「面白いなー」って。番組的には差別する意識はゼロだと思うし、今回話題になって日本中の大多数の人が「あ、そうなんだー」と思ったっていうのが素直なところじゃないですかね。

 それは、アメリカやヨーロッパでは黒人に対する長い差別の歴史があったんだけど、黒人文化とそんなに接していなかった日本では、実感として理解することが無かったから。昔から黒人に対する差別意識も根付いていないし、欧米と距離もあって、実感として知らなかったわけです。だから、それが差別につながるって想像ができなかった。逆に言えば、日本では朝鮮半島の人や中国人に対してはものすごくナイーブな問題があるとわかってますが、それは欧米の人にはなかなか伝わらないかもしれないですよね。

 でも今回こういう事態になってみると、テレビってインターネットを通して全世界で見られていて、日本にも外国人がいっぱい住んでいるんだから、こんな問題が起きるんだなと改めて思った。


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「差別だ」と言われたら、できること

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