昨年大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」は、午後9時からの第2部で平均視聴率39.4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)で、記録が残っている1962年以降の放送では歴代ワースト3位の数字となった。
昨年の「紅白」に関しては、今年9月での引退を発表している安室奈美恵や人気アーティストの桑田佳祐も特別枠で出演。
放送直後のインターネット上では同番組に対する好意的な意見も多く、高視聴率も期待されたが、結果的には2年ぶりに平均視聴率40%を切ることとなった。
そうした中、同番組での活躍で改めてその評価を高めているのが、総合司会を務めたお笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の内村光良だ。
番組内では、総合司会だからといって過剰に前に出ることなく、それでいて各出場歌手のパフォーマンス前には自然な言葉で温かいエールを送り、番組を盛り上げた。
名司会者ぶりに加えて、アイドルグループ「欅坂46」と『不協和音』でコラボパフォーマンスを披露した際には、同曲でセンターを務める平手友梨奈がつらそうな表情をすると、横からさりげなく「大丈夫か?」と声を掛けて気遣う場面には、多くの視聴者から称賛の声があがった。