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「その企業の株は売りたい」“マーケティングの神様”コトラーが断言する企業とは?

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2017年12月8日に開催された「ワールドマーケティングサミット東京 2017」で基調講演を行うフィリップ・コトラー氏(撮影/写真部・小山幸佑)

2017年12月8日に開催された「ワールドマーケティングサミット東京 2017」で基調講演を行うフィリップ・コトラー氏(撮影/写真部・小山幸佑)

会場には多くの人が集まった(撮影/写真部・小山幸佑)

会場には多くの人が集まった(撮影/写真部・小山幸佑)

「(4つのPとは)マーケティングの計画を実行するためのツールでした。しかし、この考えを拡大しなければなりません。いくつかのツールは、この4つの中から拡大版になってきたのです」

 コトラー氏は拡大版として、これまでのProductとPriceに、Service、Brand、Incentives、Communication、Deliveryを加えた7つのツールを挙げる。

「Productの次にServiceがなければならない。製品をよりよくするためには、素晴らしいサービスが必要です。そして、よりよいサービスの達成に必要なのはBrandです。どのようなブランドになりたいのか、これはみなさんの熱望です」

「そして、PriceからからIncentivesという要素を取り出します。例えば、300ドルでこのデバイスを買うとします。インセンティブというのは、高い価格に対して誰かにいい気分にしてほしいということ、すなわち、その人のためには少しディスカウントしても構わないということです。さらにCommunication、Deliveryを加えた7つの新しい要素をマーケティングミックスに入れたいと思います」

 ほかにも、講演ではマーケティングのプロセス、新しいカスタマー・ジャーニー(商品やサービスを知った顧客が購入・推奨に至るまでの道筋)など、『マーケティング4.0』で詳しく解説されている最新キーワードについても簡単に取り上げられた。

■デジタル化への動きをさらに加速させよ

 今講演でコトラー氏が度々言及したのがデジタル化についてだ。デジタル・マーケティングが注目されるようになって久しいが、コトラー氏は改めてデジタル化が生み出すマーケティングの変化について強調した。

「朝起きてアイフォンを見ると、多くのメッセージが来ていることに気づくでしょう。夜のうちに、誰か、いろいろなグループの人たちが、意識的にメッセージを送っている。そのメッセージにみなさんの興味があることを知っているからですね。ただ、(その分析は)完璧ではありません。私はまったく興味のない製品についてメッセージが来ることもありました。しかし、さらにその上をいくのが新しいマーケティングです。考え方としては、デジタルデータを収集し、予測をします。Xという人が、製品に興味があって実際に買ってくれる確率を予測するということです」


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