──もうちょっと言える範囲のなかで、財産分与があるのかないのか。家の一部を松居さんが買い取るというのは本当なのか。

 まず、財産分与ですけど、ございませんでした。財産分与はなしです。そして、今、私の自宅ですけれども、土地については私がその当時、現金で購入しております。建物については、船越さんが5分の1、私が5分の4という所有権でございます。今回の2回目の家裁で、私が船越さんの持ち分を好意で買い取らせていただくという形で決まりました。

──謝罪については?

 謝罪という言葉は、この場に及ぶと、どう言ったらいいんでしょうか。身近な人という感じがするんですけど、私にとって(船越は)別の世界の人、別の星の人というような気持ちなんです。私とはまったく関係ない、真っ赤な赤の他人と思っていますので。謝罪、そういうものは私の中で必要なくなりました。私の中で一番守らなければいけないものはただ一つでした。

──それは何でしょうか。

 おわかりになられませんか? 「財産分与」です。

──船越さんへの気持ちは。

 まったく何もありません。まったく私とは無関係な人、私とは関係のない方と。それでいっぱいです。

──結婚生活を過ごして、こういう形になりましたけど、かける言葉は。

 かける言葉? 何一つありません。大っ嫌いです。大っ嫌いな人にかける言葉はないでしょう。私は大っ嫌いなんです。

──再婚のご予定は?

 結婚には財産分与というものがつきまとっていきますので、未来のことは決定はできませんけれども、まったく考えていません。

──13日の離婚調停で船越さんとはどんな話を?

 大っ嫌いですから、お目にもかかっていません。

──船越さんが松居さんの要求をすべて飲み込んだんでしょうか。

 ここで言えるところと言えないことがあります。いま、お話したことがすべてです。

──動画を投稿した時の自分をどう思いますか。

 あれはあれで私の大事な人生だったと思います。あのときは私の人生、39年間の芸能生活をなげうって行動しましたので、あれはあれで私の大事な思い出です。

──後悔はしていないのですか?

 必要だったと思います。

──いちばん大切なことは?

 人間というのは、怒りというのは形が変わってきます。私は自分の未来しか向かっていないんです。過去を振り返ってもいませんし、とにかくクヨクヨもしていません。とにかく前に向かって、私の新しい人生を始めますよという気持ちですので、今はその気持ちでいっぱいです。

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名誉毀損裁判の行方