ブルゾンちえみ (c)朝日新聞社
ブルゾンちえみ (c)朝日新聞社

 今年、彗星の如く現れ、大ブレイクを果たしたブルゾンちえみ(27)。後輩のイケメンコンビ「ブリリアン」を引き連れたキャリアウーマンのネタから、CMにドラマとお笑い以外の分野にも活動を広げ、まさにテレビで見ない日はないほどだ。

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 もともと、彼女がブレイクするきっかけとなったのが年始に放送された『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の新春特別企画「おもしろ荘」だった。

 だが、ある芸能サイトのアンケート「今年で消えると思う一発屋タレント」で2位にランクインしたこともあり、すでに今年下半期から「来年には消える芸人」と囁かれているのだ。タレントの消費が早く、多くの芸人が群雄割拠する昨今、生き残るのは簡単ではない。ブルゾンも姿を消してしまうのだろうか?

「今年の頭にブレークしたことで、それまでまったく無名だった彼女を所属事務所はいわゆる“社長案件”に引き上げとなりました。要するにすべての活動方針に関して、社長が戦略を練って売り出していくという事務所の“お墨付き”となったわけです。それゆえに、上半期はお笑い番組やバラエティーへの出演を厳選し、ドラマやCMに力を入れた。しかし、彼女もさすがにまだ2年目です。トーク力も乏しく、現場の空気に合わせて笑わせる臨機応変さもない。また、キャリアウーマンネタと衣装は女性ウケはいいのですが、男性の反発を誘いかねない危うさがある。お笑い芸人として見れば、“消える”と思われてしまうのも無理がないかもしれません」(民放バラエティー制作スタッフ)

 一方で、「消えそうで消えない」と予測するのは、バラエティー番組をいくつも手がける放送作家だ。

「キャリアウーマンとイケメンというセットはモジュール化しやすい。すなわち、他のゲストが代わりにやってもウケるんです。例えば、女優がゲストに出てるなら、ブルゾン役をやってもらえばいいし、反対にイケメンがゲストなら『withB』の方をやればいい。イケメンの裸は今、テレビの鉄板コンテンツの一つですからね。飽きないフォーマットとして、ここぞという時に登用すれば、しばらく同じネタでも延命できるでしょう。また本人も、withB以外のイケメンを入れ替えてもいいかもしれません」

 また、仮にテレビ出演が減少しても、ほかのビジネスでうまく生き残れるかもしれない。ブルゾンのお笑い以外の才能も評価されているからだ。

「彼女のアバンギャルドなルックスは、女性ウケがいいんです。今年の後半は、結構な数の女性ファッション誌に出演してましたし、インスタグラムのフォロワーも約140万人もいて、コメントを付けているのはほとんど女性です。まずは、ダメウーマンに対しての指南本やスマホゲームなどで展開できそうです。キャラクターも濃いのでグッズも作りやすいですしね。彼女自身、純粋で真面目なので、自分のキャリアアップをどうするか、戦略を練っているのではないでしょうか」(週刊誌の芸能担当記者)

 また、所属事務所が大手ゆえ、“営業案件”にも困らないようだ。

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