相性のいい大学は、試験傾向を読み解き、自分の得意・苦手を分析して見つけよう。

 たとえば、数学のなかでも数Ⅲが得意な受験生の場合、出題比率が高い順天堂大や日本医科大などを受験するといいだろう。英語にそれほど自信がないのであれば、問題のレベルがやさしい聖マリアンナ医科大や東海大などを受験するといい。このように大学との相性を見極めて受験すれば、合格する確率が上がる。

 併願する受験校は、第1志望校と同じような問題の難易度や傾向、配点比率の大学を選ぶのが理想的だ。得意科目を生かせる科目型・配点型の大学ほど高得点が期待でき、合格のチャンスが膨らむ。

<監修>山本雄三/メディカルラボ情報研究所所長。メディカルラボ福岡校の校舎長を経て現職。医学部入試情報を収集・分析し、カリキュラムや指導に反映。同予備校編集『全国医学部最新受験情報』の企画・構成も担当する

(構成・文/加藤弥)

※週刊朝日ムック『医学部に入る 2018』から抜粋