W杯へ切り込め“新鮮組” 4年前は東アジアから6人も本大会へ (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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W杯へ切り込め“新鮮組” 4年前は東アジアから6人も本大会へ

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河治良幸dot.
日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督(写真:Getty images)

日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督(写真:Getty images)

 ただ、繰り返しになるが忘れてはいけないのは“パサー”にカテゴライズできるような選手にも守備のハードワークや“デュエル”、特にボールを奪う仕事は当たり前に要求されるということ。もちろん井手口陽介や今野泰幸、初招集の長身MF三竿健斗にはよりボール奪取の確率を高め、相手の起点を潰す役割が期待されるが、“パサー”を中盤に起用することでそこが著しく低下するようでは世界仕様のチームの競争に割って入ることは難しくなってくる。

 逆に井手口や三竿にもパスや攻撃での貢献は求められるが、中盤の構成を考える場合に高いパス能力を持つ選手を加えることは得点力を高めることにもつながる。これまでストライカーが注目されてきたが、彼らにタイミングよく正確なパスを供給できる選手がセットでいてこそ、ハリルホジッチ監督が狙う形が完成するわけだ。

 慣れないメンバーで、しかもあまり時間がないことから、筆者の予想ではおそらく9日の北朝鮮に先発出場するメンバーと中2日で中国戦に先発するメンバーをターンオーバー的に分け、その2試合で出来の良かった選手が16日の韓国戦のスタメンを勝ち取る可能性が高いと見ている。

 こういった短期決戦ではそうした事態も起こりうるが、Jリーグを代表する選手たちが一致団結して優勝を勝ち取り、ひとりでも多くの選手が来年3月に予定される海外遠征のメンバーに入っていけるかどうかに注目だ。指揮官が要求するデュエルやハードワークをこなしながら、それぞれが自分にしかない特徴を発揮して勝利に貢献できればフルメンバーのA代表定着、そしてロシアも現実的な目標として見えてくるはずだ。(文・河治良幸)


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