■「信頼度を高める」と「他者を味方につける」

 苦難の時期を経て学んだこと。それは、何をやるにしても正しいやり方というものがあり、その道で結果を出している一流からきちんと学んでスキルを磨くことが一つ。それと同時に、周りの人を巻き込むこと、つまりは協力者を得ることの重要性です。そうすれば想像できないような成果をあげられます。

 そのためにも、まずは自分が信頼に足る人物になるべく努力することです。日々の活動でコツコツ自らの“信頼残高”を高めていくこと。たとえ今すぐの収入として得られるものがなくとも、将来の種まきを続けていくのです。その上に他の人の力、応援が加わると大きな飛躍のきっかけになります。そしてそのきっかけをうまく掴むことで、急上昇の流れが生まれます。

 誰しも結果が出るまでは不安があるものです。わたし自身、はじめは日陰での地道な努力の積み重ねでした。それをめげずに続けていったから、今があります。自分を信じて歩みを止めなければ、花開く日は必ずくるものです。(取材・構成/ライター・山中勇樹)