■女性社長数の最多は東京都

 都道府県別で女性社長数が最も多かったのは、東京都の9万5,177人(前年8万6,274人)で7年連続トップ。次いで、大阪府3万1,766人、神奈川県2万4,351人、愛知県1万8,303人、福岡県1万8,096人と、企業数の多い大都市が上位に並んだ。一方、少なかったのは、鳥取県1,270人、島根県1,327人、福井県1,648人と前年と順位は変わらず、企業数や人口に比例した格好になった。

 このため、単純人数でなく「人口10万人当たり」の女性社長を比較すると、東京都が699人でトップ。次いで、沖縄県469人、山梨県414人、大阪府360人、福岡県355人の順となった。沖縄と山梨は、飲食業許可を得た個人企業データを拡充した特殊要因もあって上位に並んだ。一方、最少は滋賀県の150人。次いで、岐阜県158人、新潟県167人、山口県167人、山形県169人の順。総じて、女性の産業別有業者(就業者)の内訳で、第二次産業(建設業や製造業等)の比率が2割を占めるところが多く、建設業や製造業などでの女性社長率の低さが影響しているとみられる。

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