紅白歌合戦の総合司会を務める内村光良 (c)朝日新聞社
紅白歌合戦の総合司会を務める内村光良 (c)朝日新聞社

 大みそか恒例の「第68回NHK紅白歌合戦」。今年は「夢を歌おう」をテーマに放送され、司会は紅組が有村架純(24)、白組は嵐の二宮和也(34)、総合司会は内村光良(53)が務める。すでに出場者も発表されているが、最も注目されていた安室奈美恵(40)の名前は含まれていなかった。

「NHKサイドは最後まで諦めずに、あの手この手で安室との交渉を続けています。昨年末で解散したSMAPも最後の最後までNHK会長自らがオファーしていましたが、出場辞退しました。NHKとしては、どうしても安室を目玉企画にしたいが、来年9月に引退するまでのスケジュールはすでに組まれていますから、紅白に出ることはないと思いますよ」(スポーツ紙記者)

 昨年の紅白の視聴率は第1部35.1%、第2部は40.2%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)で、紅白歴代最低だった2015年の第2部39.2%を1ポイント上回り、2年ぶりに40%台を超えた。

「紅白が国民的番組と言われ、50%台だったのは18年も前のことです。その年はSPEEDのラストステージがあったのでかなり盛り上がりました。その前年が安室が復帰した年。いずれにしても、それ以来50%はおろか40%割れを心配するような状態が続いています」(前出・同記者)

 SMAPが不出場だった昨年は、『逃げ恥』ブームで話題になった星野源が出場し、新垣結衣も審査員で登場、さらに初出場の宇多田ヒカルがロンドンから生中継するなど話題性があった。

 だが、「今年は安室の不出場もそうですが、それ以前に裏番組が脅威になりそうです」と話すのはテレビ誌ライターだ。

 昨年の裏番組では、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! 大晦日年越しスペシャル! 絶対に笑ってはいけない科学博士24時!」(日本テレビ系)の第1部(午後6時30分)が17.7%、午後9時からの第2部も16.1%を記録し民放1位を獲得した。

 今年は、フジテレビ系が格闘技の「RIZIN FIGHTING WORLD GP2017バンタム級トーナメント&女子スーパーアトム級トーナメント」、テレビ東京は俳優の松重豊(54)主演のドラマ孤独のグルメ」のスペシャルが放送されることが発表された。

次のページ