■都道府県別、20都県で日本大学がトップ

 都道府県別では、日本大学出身の社長が20都県でトップを占めた。特に、東北・関東で目立ち、日本大学が上位3校に入っていないのは、東日本では愛知県だけ。西日本では関関同立や地元大学が強い滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、広島県、福岡県、本県、沖縄県の10府県。

 日本大学出身の社長が地元大学を上回り、全国で多いのは、(1)卒業生が114万人超、(2)全国各地の付属校・系列校から地方の企業経営者の子息、子女が大学へ進学し、卒業後に事業を継承している、(3)教育理念の「自主創造」に則った校風、などが背景にあるとみられる。

■中国地区では、地元の国立大学出身者が目立つ

 都道府県別で、地元大学(東京都を除く)が社長出身大学のトップを占めたのは、東日本では北海道大学(北海道)、東北学院大学(宮城県)、愛知学院大学(愛知県)、三重大学(三重県)、富山大学(富山県)、金沢大学(石川県)、福井工業大学(福井県)の7校。

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