NHKサイドは近年、インターネットユーザーをかなり意識しており、昨年の「紅白」ではAKB48グループの“紅白選抜”メンバーを「紅白」公式アプリとデータ放送を使った視聴者投票で決める企画も行われた。

 司会者の公式サイトでの電撃発表もこうしたネット戦略の一環なのかもしれないが、司会者をサプライズ発表して話題を振りまかざるを得ないくらい、出演歌手の選定や大物アーティストとの出演交渉に苦戦しているのかなという印象も受けた。

 ちなみに司会者については、大方の予想どおりとなった「紅組」司会の有村架純、「白組」司会の「嵐」の二宮和也よりも、内村と桑子真帆アナに注目している。

 桑子アナは、ここ数年“女子アナいじり”を得意とする実話誌でもNHKが誇る美人アナとしてたびたび記事に取り上げられるなど、その存在が注目されていた。

“ポスト有働由美子アナ”の呼び声も高いだけに、過去の「紅白」でたびたびセクシー衣装を披露し、話題を振りまいて来た偉大なる先輩に負けない“活躍”を期待したいところだ。

 10組の初出場組の中にCM楽曲を提供しているアーティストが多いのは、まさに今の音楽業界を取り巻く環境を如実に表していると言える。

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