9歳、10歳は、心と体が大きく変化する時期。「性」への関心や疑問がぐんとふくらむ時期でもあります。子どもの質問や行動にあわてないよう、親も準備が必要。『AERA with Kids秋号』(朝日新聞出版)では、この時期の子どもに対して、親はどのように接したらいいのかを紹介しています。

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 親からすると9歳、10歳はまだまだわがまま盛りの子ども。でも実は心も体も大きな変化を迎えるときだと臨床心理士の植松紀子先生は言います。

「初潮、精通を迎える子も出てきますから、体が大人になるということ。言い換えれば、もう子どもができる準備をしていることです。そんな大きな変化を前に、子どもは心が不安定になりがちです」

 そんなとき、親が子どもを「子ども扱い」していると親子関係にも悪い影響を与えてしまいます。では親はどんな心構えをしたらいいのか、6つにポイントを絞って植松先生に解説してもらいます。

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AERA dot.編集部
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