「精神科では、まず心身の症状を聞き、投薬が必要かどうかを判断します。薬の力を借りるのはできるだけ最後の手段とし、いっしょにリラックスできる方法を探したり、話しているうちに考え方の癖が見つかればそれに気づいていただくようなアドバイスをしたりします」

 身近な人ではない第三者に冷静なアドバイスをもらうことで、光が見えてくることも。

「一人で抱え込まず、私たち専門家の手を上手に利用してほしいですね」

■メンタルを壊しがちな性格傾向は?

(1)「一度決めたことは守る!」がモットーの努力家

(2)「0か100か」で物事を判断する融通がきかないタイプ

(3)「~しなきゃ」「~するべき」が口癖の真面目で一生懸命タイプ

坂本里江子医師/青山すみれクリニック院長 精神科医・医学博士。東海大学医学部卒業。大学病院などでの勤務を経た後、2010年に東京・北青山に青山すみれクリニックを開業する

(文/こんぺいとぷらねっと・鈴木麻由美)

※「ゆとりら秋冬号」から一部抜粋