太田:でもこれぐらいはこちら側からも聞けるようになっておかないと。親のときに勉強しておけば、自分のときに助かると思いますよ。

(構成/石川美香子)

<プロフィル>
太田差惠子(おおた・さえこ)/介護・暮らしジャーナリスト、NPO法人パオッコ理事長。立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科前期課程修了。「遠距離介護」「仕事と介護の両立」「介護とお金」等の視点で執筆、講演を行う。主な著書に『高齢者施設 お金・選び方・入居の流れがわかる本』 (翔泳社)、『親の介護で自滅しない選択 』(日本経済新聞出版社)など

中村寿美子(なかむら・すみこ)/介護コンサルタント。SOMPOケアメッセージ、SOMPOケアネクスト顧問。都内の有料老人ホーム勤務後、1997年、都内に有料老人ホーム展示場を開設。2017年7月から現職。相談業務のほか行政、民間企業向けセミナーも手がける。主な著書に『死ぬまで安心な有料老人ホームの選び方 子も親も「老活!」時代』 (講談社+α新書)など

濱田孝一(はまだ・こういち)/経営コンサルタント、社会福祉士、介護支援専門員、ファイナンシャルプランナー。立命館大学経済学部卒業、銀行入行。以後、介護職員、社会福祉法人マネジャーを経て、2002年に住宅コンサルティング会社を設立。現在は、高齢者住宅のコンサルティング、講演、書籍執筆を行う。主な著書に『「老人ホーム大倒産時代」の備え方』(扶桑社)など

※週刊朝日ムック「高齢者ホーム 2018 プロに教わるやすらぎの選びかた」から