杉山奈津子
うつ病を克服し、偏差値29から東大に合格。ベストセラー『偏差値29から東大に合格した私の超独学勉強法』の著者・杉山奈津子さんが、今や3歳児母。日々子育てに奮闘する中で見えてきた“なっちゃん流教育論”をお届けします。
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日本では、幼稚園や小学校での学年の区切りは4月からとなっています。同じ年に生まれても、3月31日生まれは年中さんになるのに、4月2日生まれは年少さんになります。
私の息子は2月28日生まれで、結構な早生まれです。幼稚園の年少クラスでも2番目にチビで、他の園児たちよりも発達が遅く体格差があるのは一目瞭然でした。オムツがはずれていないのも我が子だけという状態……。そこでさっそくトイレトレーニングを開始しました。成功すればトレーニング用の紙に電車のシールを1枚貼れて、ゴールまでいくと宇宙飛行士の試験の第1段階に合格できる（という大嘘の設定）。
頑張ってはいたのですが、途中でシールに飽きて、今では堂々と漏らすようになりました……。幼稚園のしおりには「3歳の誕生日にはとれるようになろう！」という目標が書かれていますが、この10月でもう立派な3歳7カ月になります。そのため、入園する際には「皆より顕著に遅れている中で、うまくやっていけるだろうか？」という漠然とした不安がありました。
杉山奈津子
杉山奈津子（すぎやま・なつこ） 1982年、静岡県生まれ。東京大学薬学部卒業後、うつによりしばらく実家で休養。厚生労働省管轄医療財団勤務を経て、現在、講演・執筆など医療の啓発活動に努める。1児の母。著書に『偏差値29から東大に合格した私の超独学勉強法』『偏差値29でも東大に合格できた！ 「捨てる」記憶術』『「うつ」と上手につきあう本 少しずつ、ゆっくりと元気になるヒント』など。ツイッターのアカウントは@suginat
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