剛力と同じく、『セブンティーン』の元専属モデルで、「10代の女の子がなりたい顔」第1位に選ばれたこともある、西内まりやだ。若い女性のファッションリーダー的な存在の彼女も、ピアスを開けていないひとり。初めての時代劇となる「かぶき者 慶次」(NHK)への出演が決まった際には、「『いつか時代劇に出たい。だから私はピアスを開けない』。ずっとこの想いを胸に願っていました」と、ブログでそれまでの熱い思いを初めて明かしていた。

「役者ならばピアスは開けないのが『当たり前』と思う大御所は今も多いようです」(前出の制作会社の関係者)

 俳優の佐藤浩市は、あるバラエティー番組で悩み相談に乗った時、“顔がうるさい”ことを理由にオーディションに落ちたという無名の俳優に対して、開口一番、ピアスを開けている事を指摘。「もし、時代劇のオーディションがあったらどうするの?」と厳しく突っ込んでいた。

 テレビは4K時代に突入しつつある。時代劇でアップになったとき、耳に穴が開いていたのではやはり不自然だ。今後、女優や俳優の「ピアス禁止」の流れは、さらに強まるかもしれない。(ライター・天野まひる)