マイケル・ファスベンダー (c)朝日新聞社
マイケル・ファスベンダー (c)朝日新聞社
「エイリアン:コヴェナント」9月15日(金)全国公開!/配給:20世紀フォックス映画 (c)2017 Twentieth Century Fox Film
「エイリアン:コヴェナント」9月15日(金)全国公開!/配給:20世紀フォックス映画 (c)2017 Twentieth Century Fox Film
「エイリアン:コヴェナント」9月15日(金)全国公開!/配給:20世紀フォックス映画 (c)2017 Twentieth Century Fox Film
「エイリアン:コヴェナント」9月15日(金)全国公開!/配給:20世紀フォックス映画 (c)2017 Twentieth Century Fox Film
「エイリアン:コヴェナント」9月15日(金)全国公開!/配給:20世紀フォックス映画 (c)2017 Twentieth Century Fox Film
「エイリアン:コヴェナント」9月15日(金)全国公開!/配給:20世紀フォックス映画 (c)2017 Twentieth Century Fox Film

 世界に衝撃を与えた映画『エイリアン』から40年、最新作の『エイリアン コヴェナント』が9月15日、公開された。

【最新作の『エイリアン コヴェナント』の写真はこちら】

 80~90年代に制作された『エイリアン』は人気シリーズとして全世界のファンに愛されたが、5年前には第1作目を手掛けたリドリー・スコット監督が再度指揮をとり、『エイリアン』の起源を探る物語である『プロメテウス』が制作された。今回の最新作は、その『プロメテウス』から10年後の世界を描いている。

『プロメテス』でアンドロイド・デヴィットとして登場したマイケル・ファスベンダーは、新作でも、デヴィットとウォルターという2体のアンドロイドを一人二役で演じ、注目を浴びた。そのマイケル・ファスベンダーがインタビューに応じ、撮影秘話を語ってくれた。

――新作二役を演じるあなたの演技が軸となっていますね?

「すごく楽しかったよ。リドリー・スコット監督とこの作品でまた一緒に仕事ができたのは嬉しかったし、エイリアン・シリーズの前作である『プロメティアス』から引き続きデヴィットを演じることができたのもやりがいがあった。再び同じ役をよみがえらせるのは役者としては意欲をそそられる仕事なんだ」

――どう演じ分けたのですか?

「デヴィットの場合、非常に人間的な面が多く、ある意味その点で人間に不安というか不快感を与えることになるんだ。一方、デヴィットを進化させた新しいヴァージョンであるアンドロイドのウォルターは、そのせいで人間らしさを削除されている。だがらウォルターの場合は表情に乏しく、ぶっきらぼうな感じで、いかにもアンドロイドである、という風に演じた。デヴィットはドラマチックで表情が豊かだから。二人をそうやって対比させたんだ」

――本作ではデヴィットをより深く追求できたと思いますが。

「確かに深く、彼の心理の奥底まで追求できたと思う。というのも『プロメテウス』の時にデヴィットのパーソナリティーを研究した。すでに彼がどんな人格を持っているのかについては知り尽くしたので、新作の場合は、彼の置かれている状況や、脚本家が新たに付け加えてくれた側面を演じた。前作から新作への時の流れの中で、もし人口頭脳である彼が10年間メンテナンスを受けなかったらどう変わっていくか、という点も考察し、今回の役に取り組んだんだ」

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