新垣といえば、敏腕弁護士に振り回される新米弁護士を演じた2012年の「リーガル・ハイ」(フジテレビ系)や、2016に社会現象となったラブコメ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)など、コメディーテイストのドラマでもヒロインを務め、人気が沸騰した。多かれ少なかれ、コントの経験はプラスに働いていたということだろう。

「意外といえば米倉涼子(42)。若手だった2001年、シチュエーションコントを中心としたバラエティー番組『明石家マンション物語』に出演していて、明石家さんまとコントを繰り広げてました。さんまと大竹しのぶが共演した人気ドラマ『男女7人夏物語』(TBS系)の頃の大竹になりきって、離婚前のさんま&大竹の会話を再現したこともあった。とにかく積極的に番組に参加していたそうで、さんまから『バラエティーに染まり過ぎ』と言われるほどだったとか」(前出のスポーツ紙記者)

 確かに、クールでかっこいい女性というイメージの米倉がコント番組に染まっていたとは意外な話である。さらに、あの癒やし系女優にもコント経験があった。

綾瀬はるか(32)は今年1月に『LIFE!~人生に捧げるコント~』に出演しています。星野源演じる寿司職人を目指して修行する青年『うそ太郎』のコントで、ねじり鉢巻きに大きなほくろを付けた姿に扮し、その女優らしからぬ姿がちょっとした話題になった。顔をくしゃくしゃにして寿司を握ったりと、全力投球でコントに挑んでましたね。思わぬ名女優たちがコントを経験しているわけですが、何より、芸人とのコントは笑いの『間』の取り方を学べることが大きい。それが、演技の幅を広げることに繋がり、女優としてステップアップできるのでしょう」(同)

 女優業に生かせるコント経験。有村も今回のコント番組出演がキッカケとなり、コメディエンヌとして開花するかも?(ライター・丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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