クラブ活動からオリンピックまで、規模もレベルもさまざまな舞台で、多くの人を夢中にさせるスポーツ。話題になったニュースを子ども向けにやさしく解説してくれている、小中学生向けの月刊ニュースマガジン『ジュニアエラ』では、毎号、一つの競技を取り上げて、やっても見ても楽しくなるうんちく(深~い知識)を紹介するよ。今回は相撲。まわしに注目だ!

【うんちく(1)】
まわしは折り紙や風呂敷と似てる?

 大相撲の力士がしめる「まわし」は、幅約80センチ、長さ8~10メートルの布だ。ふだんは縦に四つ折りにして巻いた形で持ち歩き、しめるときは一部を二つ折りや八つ折りにする。形はシンプルだけど折り方で生まれ変わる、折り紙や風呂敷のようなものだ。

【うんちく(2)】
化粧まわしもシンプルな一枚の布!

 顔見せのための土俵入りでしめる「化粧まわし」は、エプロンのようだが、相撲を取るときのまわしと同じく一枚の細長い布だ。一方の端に刺繍などで華やかな図柄が描かれ、その部分は折らずに広げたままで見せながら、残りの部分を縦折りにしてしめていく。

【うんちく(3)】
アマチュア相撲は下にパンツも可!

 大相撲では、まわしをしめて相撲を取るときには下には何もはかない。しかし、アマチュア相撲では、まわしの下にパンツなどをはくことが認められている。女子の相撲もあり、レオタードなどの上にまわしをしめる。

【うんちく(4)】
取組中にまわしが外れたら負け!

 相撲を取っている途中にもしもまわしが外れてしまったら、外れたほうが負けになる。2000年5月の大相撲では、実際にまわしが外れて負けになった力士がいた。

※月刊ジュニアエラ 2017年8月号より

ジュニアエラ 2017年 08 月号 [雑誌]

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AERA dot.編集部
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