もちろん、こうした取り組みが重要なのは言うまでもないが、ポイントになるのはプロもアマも関係なく、球界全体で取り組めるかだ。そうでなければ、日本全国をカバーすることはできない。

 少子化という逆風のなか、果たして野球界は競技人口減少に歯止めを打てるか、あるいはマイナー競技へと転落してしまうのか。その勝負は、この10年ほどにかかっている。(文・中島大輔)