ほしのあきさんと三浦皇成騎手 (c)朝日新聞社
ほしのあきさんと三浦皇成騎手 (c)朝日新聞社

 昨年8月17日の札幌競馬で落馬、肋骨(ろっこつ)を9本、骨盤を5箇所骨折するなど、重傷を負って休養中の三浦皇成騎手(27)がトレーニングを再開し、29日に開幕する因縁の札幌競馬で実戦復帰を目指すことを明らかにした。

 大怪我を負って長期離脱し、「もうダメかも」と絶望視された。競馬だけでなく、妻でタレントのほ しのあきとの不仲説まで取りざたされていたが、実際はどうなのか。 ある芸能記者はいう。

「ほしのと競馬番組で出会った(ほしの命名の『ハシッテホシーノ』への騎乗が縁だった)三浦騎手は、デビュー年に91勝し、武豊の再来(武を超えた)と騒がれた。ところがほしのとの入籍翌日に、三浦騎手の師匠が詐欺事件で調教師免許はく奪、結婚翌年に三浦騎手は女子大生とのキス現場をスクープされ、一方のほしのは詐欺事件で2013年から芸能界休止。三浦騎手の成績も低迷する中の大怪我で、ふたりの仲は難しい……と記者仲間でも噂されていました」

 三浦騎手の怪我は酷いが、アスリート生命は大丈夫なのだろうか。整形外科医の牧野耕文さん(神奈川県・まきの整形外科)に聞いてみた。

「怪我の病名から判断すると、当初は出血性ショックで、輸血と 骨盤骨折 の創外固定をし、また、 肋骨骨折、肺挫傷、血気胸のために トロッカー(胸腔の血腫を除去する管)を必要としたと思われます。頭部・腹部の病名がないのが幸いして助かったのかもしれませんが、命の危険もあった状態ですね。この怪我であれば、ふつうは(復帰まで)受傷後2年は必要かと考えます。課題は下肢筋力。馬に乗るだけなら今年中に乗れるでしょうが、プロの選手であるなら、復帰したら勝たなければならないし、かなりの精神力も必要と思われます」

 ところが、だ。このピンチをはねのけ、果敢にも落馬した札幌競馬場のレースで復活する という 。しかも、騎手の体をサポートしていたのは、意外な人物だった。それは、カーヴィダンスで知られるボディメイクトレーナーの樫木裕実さんだ。神田うのや小倉優子など芸能人にも頼られているカリスマだ。樫木さんが、自身のブログで初めて三浦騎手に触れたのは今年5月9日。

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