日記は何歳からでも、いつからでも脳には効果があるとのことなので、思い立ったら今日からでもできるのが魅力。たくさん書くのではなく、さらっとあったことを書くと長続きするようです。

<(3)寝る前に明日やることを意識してから寝る>

「『明日これをやろう』と意識して寝ることで、睡眠中に頭が整理され、翌朝起きたときにやるべきことがクリアに見えてくることがあります。私も寝る前に翌日の課題を意識して寝ていますが、ときどき寝ている間に答えが出ることもあるくらいです」(加藤先生)

 上記の3つを心掛けて寝ることで、寝ているあいだに脳が記憶を整理しやすくなります。「できることからでも実践すれば、記憶部分はどんどん活性化します」と加藤先生。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

(※)脳番地:同じような働きをする脳細胞の集まりと、その脳細胞を支えている関連部位の総称。脳全体では、120の脳番地にわけられるが、脳科学者加藤先生は、主に8つの脳番地(聴覚系脳番地、記憶系脳番地、視覚系脳番地、感情系脳番地、理解系脳番地、思考系脳番地、伝達系脳番地、運動系脳番地)を紹介・解説している。この8つの脳番地を理解すれば、脳のことがもっと分かるうえ、日常生活を脳に置き換えて考えやすくなり、脳を鍛えやすくなるとしている。

AERA with Kids (アエラ ウィズ キッズ) 2017年 07 月号 [雑誌]

安浪京子,加藤俊徳,親野智可等,高濱正伸

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AERA dot.編集部
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